私は絵の具を使う時に木製、プラスチック製、紙製やらの既成品パレットは使わずに、余ったり描いて失敗したカンバスを切り揃えて製本した布の本に、絵の具を出してそこで混ぜ合わせたりして使っている。
メリットはまずパレットを洗う必要がないこと。
節水と洗う手間を省ける。製本する手間はあるが、洗い物よりかクリエイティビティも伴って楽しいので譲歩されたい。
あと基本は余りものを使うので無駄がない。
主原料のカンバスは上記したようにゴミ同然のものをリサイクルする。小間切れもミシンで縫い合わせて大きさを合わせて入れる。木製のカバーを付けたやつもあるが、これも大体は木っ端を使う。この木製のカバーを開閉する為の蝶番は買った。
ページを見返すと“ここはあれを作った時のだ”と思い返すこともあり、制作のアルバムとしても作用している。
2016年頃から初めて2020年現在に4冊目があるので、年に1冊のペースで拵えている。
米国の詩人 ジョナス・メカスも似たような木製の手製本を作っていたことを先日知った。
左図:メカスの手製本 167冊目だろうか
以下、頁が埋まったパレットの本を動画にて紹介する。
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